2010年05月17日

インド地下鉄工事のボスは日本人女性

 日本の政府開発援助(ODA)の支援を受けて2006年に開通して以来、インドの首都ニューデリーで生活に欠かせない交通手段となっている地下鉄「デリー・メトロ」。現在も続くニューデリーと周辺地域をつなぐ延伸工事の現場には、唯一の日本人女性として工事現場を取り仕切ってきた土木技師、阿部玲子さん(46)の姿がある。約250人のインド人男性を配下に、メトロ完成に向けて奮戦中だ。

 「セーフティー・ベルト!」
 ニューデリー市中心部に近い全インド医科大駅の地下構内。安全帯を着け忘れた作業員に、阿部さんの注意が飛ぶ。阿部さんは総合建設コンサルタント会社「オリエンタルコンサルタンツ」の次長。小柄だが存在感は抜群で、現場に現れると、座って談笑していた作業員が気まずそうに動き出す。

 「私が来ると、『マダムが来た』という合図に、ピーって笛が鳴るんですよ」と阿部さん。「私を怖がることで、安全意識が高まるのなら、喜んで鬼になります」と言い切る。阿部さんは、08年1月から今年1月まで、デリー・メトロのトンネル掘削工事を担当。いったん日本に帰国したが、2月から安全対策技術導入のため、再び戻ってきた。

【産経新聞】

土木工事に関わる女性は少ないですね。
体力仕事が中心ですし、建設の知識をつけるためには大変な勉強が必要です。
違う国の工事にも、事故のない工事のため鬼になれると言い切れる女性を見習いたいですね。

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Posted by aot at 21:38 │ニュース